脂漏性皮膚炎
~顔のお手入れ~
脂漏性皮膚炎のお肌はデリケートです。必要以上にお手入れをしてしまうと、かえって症状を悪化させてしまいかねません。
しっかりと保湿しながらも、刺激を与えないお手入れ方法を実践しましょう。
目次
- 脂漏性皮膚炎 顔のお手入れのポイント
- 朝のお手入れ
- 日中のお手入れ
- 夜のお手入れ
- スペシャルケア ローションパック
脂漏性皮膚炎 顔のお手入れのポイント
さわらない
トラブルのあるお肌には、刺激は禁物です。
洗顔のときも、化粧水や美容液などをお肌にのせるときも、できるだけ素肌に指が触れないようにすること。こする、たたくなどはお肌にとって大きな刺激となります。
お肌に触れるときは、手のひらで優しく包み込むように。
「素洗い」が基本です
肌ストレスを最小限にするために、ぬるま湯での素洗いが基本です。
脂漏性皮膚炎の場合は、38℃位のぬるま湯で洗顔するのがおすすめです(皮脂が溶け出す温度)。
朝の洗顔はぬるま湯のみ、夜の洗顔は素洗いを十分に行ってからソープを使用します。
ゆすぎが大切
両手にすくったぬるま湯で、できるだけ肌に手が触れないように意識しながら洗います。水膜(水表面の膜)を顔につけて、汚れを含ませて落とすイメージです。
バシャバシャと洗ったり、シャワーで流したりするのはゆすぎ不足が生じやすくなります。ソープを使った後は特に、ゆすぎ残しのないように注意しましょう。
【プライマリースキンポイント】を意識する
化粧水で保湿を行ったあと、少しお肌が乾いてから、肌に手のひらや手の甲を優しくあててみてください。
肌が手に吸い付くような感じになっていれば、お肌の水分量が整ったサインです。
この状態を【プライマリースキンポイント】といいます。
このポイントが感じられるまで、化粧水を重ねづけします。
朝のお手入れ
脂漏性皮膚炎のお肌には、正しい洗顔と保湿、紫外線対策が必須です。
美しい肌は、水分と油分のバランスが取れていて、お肌本来の力で細胞の水分量が保たれています(=保湿力がある)。一方、脂漏性皮膚炎のお肌は水分と油分のバランスが崩れてしまっていて、保湿がうまくできていません。
保湿力のある肌を育て、脂漏性皮膚炎を改善するために、この3点をしっかりと肝に銘じてお手入れをしましょう。
- お顔の油分を取り過ぎないこと
- お顔に水分をたっぷり補うこと
- 紫外線対策のケアをすること
Step1 ぬるま湯で素洗い洗顔
朝はソープを使わず、ぬるま湯で素洗いします。就寝中に休息を取ったお肌は、夜の間に老廃物を排泄しています。汗や皮脂、お肌の表面に付着した汚れなどを優しく洗い流し、肌を清潔に保ちましょう。ぬるま湯の素洗いで十分に洗い流せます。
お湯の温度は、脂漏性皮膚炎の場合は38℃くらい(通常は36〜37℃)で、お湯を替えながら、または流水を両手にすくって20〜40回ゆすぎます。
できるだけ肌に手が触れないように意識しましょう。熱いお湯で洗うと、お肌を乾燥させてしまいます。冷たすぎず、熱すぎず、お肌にとって心地よい温度で洗うようにしましょう。
洗顔後は、肌への当たりが優しいタオルでそっと水滴をぬぐう程度にします。
「お肌がベタベタする」「皮脂が過剰に出ている」と、躍起になって油分を取りのぞき過ぎると、肌は油分不足を起こしてしまい、もっと皮脂を出そうとします。脂漏性皮膚炎で感じる脂っぽさを、洗浄力の強い洗顔料で取りのぞけば綺麗になる・・と考えるのは逆効果なのです。
角栓や鱗屑が気になるからといってゴシゴシこすって剥がしてしまうと、お肌は取られたものを補おうと、同じものをすぐに作ってしまいます。すり傷ができたときに、下にある皮膚がまだできていない状態でかさぶたを無理やり剥がしてしまったらどうなるでしょう。それと同じです。
※男性や、皮脂分泌の特に多い方には、ごく少量のソープ洗顔をおすすめする場合があります。お肌の状態によって使用するソープの種類が変わりますので、詳しくはお問い合わせください。
Step2 化粧水で水分補給
洗顔によって、お肌から水分は失われます。
洗顔後すぐに化粧水で水分補給しましょう。
朝のスキンケアでは、日中の紫外線からお肌を守るために、マニエールドゥD(日没前用ローション・薬用化粧水)を使用します。お肌の乾燥や肌あれがひどい場合には、マニエールドゥDをつけたあとに、より保湿力の高いマニエールドゥN(日没後用ローション・薬用化粧水)を重ねてください。2種類の化粧水の成分がより効果的にお肌にはたらくので、脂漏性皮膚炎の方は特におすすめです。
●マニエールドゥD 日没前用ローション(薬用化粧水)
手のひらをくぼませて適量(500円玉大)の化粧水をとり、両手に広げます。
両手でお顔を包み込むようにして、優しく化粧水を全体に置いてください。あごと首のあたりに手を置いて、人差し指と中指で耳をはさむようにすると、リンパ節や静脈が温められ、老廃物の排泄や代謝が促されます。
化粧水は3回以上重ねづけしてください。1回目のあと少し化粧水が乾いたところで2回目、また少し乾いたら3回目と繰り返します。
化粧水は、呼び水のように内側の水分を引き出す役割をします。お肌の内側から自らの水分が引き出され、【プライマリースキンポイント】が感じられるまで繰り返して化粧水を重ねづけしましょう。
脂漏性皮膚炎のお肌は、表面は脂っぽくてベタベタしていても、内側では水分不足でスカスカということが少なくありません。ベタつくのにガサガサしているという方や、肌の乾燥からかゆみや赤みなどの炎症がひどくなってしまっている方などは、通常のお肌以上に水分をしっかりと補う必要があります。お肌に強く触れないように注意しながら、化粧水はたっぷりと使用して、何度も重ねづけすることをおすすめします。
※ただし、肌トラブルの状態によってはプライマリースキンポイントを無視して、たっぷりと手に取った化粧水で肌の表面を化粧水で覆うようなイメージでお使いいただく方が良い場合もあります。化粧水をこぼさないようにしながら、これを3回繰り返します。気になる方はご相談ください。
STEP3 美容液、オイルでお肌の水分量をキープ
お肌の潤いは、細胞の水分量によって決まります。化粧水でたっぷりと水分補給したら、その水分をいかに保てるかが勝負。化粧水だけでは【プライマリースキンポイント】を引き出せない場合はコルカタライザー(美容液)をプラスしましょう。
オイル スピノワゼ(美容オイル)は、ここまでのお手入れで内側から引き出してきた水分を逃さず閉じ込め、化粧水や美容液の成分をお肌に定着させて乾燥を防止するために使用します。
●コルカタライザー(美容液)
1〜2プッシュのコルカタライザーを両手に広げます。
指先に力を入れたり、お肌をこすったりしないように注意しながら、手のひらで包み込むようにお顔全体に置いてください。
美容液は、お肌の潤いを維持させるためのもの。化粧水での水分補給を十分にしないままコルカタライザーを使用しても、実はさほど効果は期待できません。そもそも細胞に水分がなければ、美容液は力を発揮することができないのです。お肌の乾燥やトラブルを改善するには、まず化粧水での水分補給を徹底することが大事です。
●オイル スピノワゼ(美容オイル)
1プッシュのオイル スピノワゼを両手に広げ、お顔全体をそっと手のひらで押さえるようにして置いていきます。
指先は使わず、手のひらの油膜を顔に移すようにして、少しずつ場所を変えながらつけてください。お肌をこすらないために、横に伸ばして塗らないようにすることが重要です。
「油分が含まれている製品を使うと、脂漏性皮膚炎の症状が悪化するのでは」というご心配の声をお聞きすることがよくありますが、オイル スピノワゼは美容液のような粒子の細かいオイルなので、脂漏性皮膚炎の方でも油分が肌の負担にならず、たくさんの方にご愛用いただいております。
オイル自体でお肌を潤わせるのではなく、お肌の水分と油分のバランスを整えることを目的としています。
※どうしても敏感肌でオイルが苦手な方は、次のステップでご紹介するワンドロップエッセンスUV(日やけ止め用美容液)をぜひお使いください。
Step4 日やけ止め用美容液、粉おしろいで紫外線ケア
脂漏性皮膚炎の原因の一つである紫外線。
朝のお手入れの仕上げに、ワンドロップエッセンスUV(日やけ止め用美容液)とパウダリーメーカー(おしろい)を重ねて使用します。
UV効果のある成分で紫外線からお肌を守り、症状の悪化を防ぎます。
●ワンドロップエッセンスUV(日やけ止め用美容液)
オイル スピノワゼが乾く前に、適量のワンドロップエッセンスUVを額、頰、鼻に数カ所置き、指先で優しくお顔全体に伸ばします。指先に力を入れたり、お肌をこすったりしないように注意しながら、滑らせるようにしてお使いください。
●パウダリーメーカー(おしろい)
スピノワでは、パウダリーメーカー(おしろい)はメイクアップではなく、スキンケアの最後の仕上げとして使用します。ワンドロップエッセンスが乾いたあと、パフでポンポンと軽く置くようにしてパウダーをお顔にのせてください。
お肌を紫外線から保護するだけでなく、パウダーが適度に油分を吸収してくれるので、皮脂分泌が過剰になりやすい脂漏性皮膚炎のお肌のバランスを整えてくれます。
日中のお手入れ
脂漏性皮膚炎のお肌には、日中の水分補給がスピード改善のカギ!
紫外線、乾燥した空気、エアコンの風・・・。日中のお肌は常に、乾燥の脅威にさらされています。
肌の乾燥は、百害あって一利なし。肌が乾燥すると、潤いのある美しい肌を守れなくなるどころか、肌の活動が低下してトラブルが起こりやすくなるのです。水分が不足した肌は、これ以上乾燥しないようにと皮脂を大量に分泌します。脂っぽい肌は、実は乾燥から始まっていることが多いのです。
特に午後は、お肌の水分量が低下してくる時間帯です。外出先でも、家の中でも、こまめにお肌の水分補給をおこない、紫外線対策も怠らないことが脂漏性皮膚炎の改善につながっていきます。
マニエールドゥD 日没前用ローション(薬用化粧水)をスプレー容器に入れて持ち歩き、こまめに顔に吹きかけて水分を補うことをお勧めします。普通のお水でスプレーすると、蒸発するときにお肌の水分も一緒に引き連れて蒸発してしまい、よけいに乾燥してしまいます!ご注意ください。
●ローションスプレー
ローションティッシュなどの柔らかいティッシュでお顔全体を覆って軽くおさえ、余分な皮脂を取り除きます。
マニエールドゥDをお顔全体にスプレーし、軽く手で押さえてなじませます。
●ワンドロップエッセンスUV(日やけ止め用美容液)
メイク直しとしての使い方をご紹介します。紫外線対策だけでなく、保湿効果のためにも日中のお手入れに加えてみてください。
スプレーしたローションが乾ききる前に、ワンドロップエッセンスUVを手に取り、両手に軽く伸ばして顔にあてがいます。こうすることで、お肌にまんべんなく、そしてムラなくつけることができます。
●パウダリーメーカー(おしろい)
イク直しの仕上げにパウダリーメーカーをのせます。
もっと保湿したい時は、この上からマニエールドゥDをスプレーしてください。
※マニエールドゥN(日没後用ローション)は、粘度が高いためスプレー容器の目詰まりの原因となります。ローションスプレーには、必ずマニエールドゥD(日没前用ローション)をご使用ください。
夜のお手入れ
一日の汚れを落として清潔に、お肌を優しくいたわるケアを
夜のお手入れは、疲れたお肌を十分に休ませて、日中に受けたダメージを修復させることに重点を置きましょう。
脂漏性皮膚炎のお肌は、表面はベタベタ、内側はカサカサといった感じで水分と油分のバランスが崩れています。
肌の保湿力を高めるために、朝のお手入れと同じように、下記の点に注意しながらお手入れをします。
- お顔の油分を取り過ぎないこと
- お顔に水分をたっぷり補うこと
朝・日中と夜では、お肌が求めているものが違います。朝・日中のお手入れはお肌を保護するためのものでしたが、夜はお肌から老廃物の排泄を促し、お肌を再生させるためのお手入れをします。
Step1 ぬるま湯で素洗い洗顔
夜のお手入れも、まずは素洗いからスタートです。ぬるま湯の素洗いで水溶性の汚れを落としておくと、次に使うホイップドソープ(髪・全身用半練石けん)の洗浄効果が高まり、肌へのストレスも軽減されます。
●素洗い洗顔
お湯の温度は、脂漏性皮膚炎の場合は38℃くらい(通常は36〜37℃)で、お湯を替えながら、または流水を両手にすくって15回程度ゆすぎます。できるだけ肌に手が触れないように意識しましょう。熱いお湯で洗うと、お肌を乾燥させてしまいます。冷たすぎず、熱すぎず、お肌にとって心地よい温度で洗うようにしましょう。
素洗いによって肌の排泄が高まり、深部に隠れた汚れも落ちやすくなります。ポイントは「こすらないようにする」ことです。
Step2 ソープで洗顔
ぬるま湯の素洗い洗顔だけでは落ちにくい油溶性の汚れを落とすために、ホイップドソープで洗顔します。日中に使用したワンドロップエッセンスUV、パウダリーメーカーはホイップドソープの洗顔できれいに洗い落とせます。お肌の状態に合わせてホイップドソープを使い分けてください。
ホイップドソープⅠ、Ⅱ(髪・全身用半煉石けん)
1〜2センチほどのホイップドソープを手に取って、よく泡立てます。泡立てネットを使用すると泡立ちが良くなります。お肌に手を触れないように、なで洗いします。泡のクッションでお顔全体を包むようにして、泡を通して手の感触が伝わる程度の強さで優しく洗いましょう。
その後、両手にすくったぬるま湯をお肌に優しく当てて、汚れやソープをお湯に溶かしていくイメージでゆすぎます。20〜40回が目安ですが、ゆすぎ残しがないように気をつけます。
髪の生え際、耳の前、顎の外側など、フェイスラインからゆすぎ始めるのがコツです。
洗ったあとは、お肌をこすらないように、柔らかいタオルで優しく拭いてください。
「お肌がベタベタする」「皮脂が過剰に出ている」と、躍起になって油分を取りのぞき過ぎると、肌は油分不足を起こしてしまい、もっと皮脂を出そうとします。脂漏性皮膚炎で感じる脂っぽさを、洗浄力の強い洗顔料で取りのぞけば綺麗になる・・と考えるのは逆効果なのです。
角栓や鱗屑が気になるからといってゴシゴシこすって剥がしてしまうと、お肌は取られたものを補おうと、同じものをすぐに作ってしまいます。すり傷ができたときに、下にある皮膚がまだできていない状態でかさぶたを無理やり剥がしてしまったらどうなるでしょう。それと同じです。
Step3 化粧水で水分補給
洗顔によって、お肌から水分は失われます。
洗顔後すぐに化粧水で水分補給しましょう。
夜のスキンケアでは、お肌の自浄作用と再生力を引き出すために、マニエールドゥN(日没後用ローション)を使用します。
●マニエールドゥN 日没後用ローション(薬用化粧水)
基本的な使用方法は、朝のマニエールドゥDと同様です。手のひらをくぼませて適量(500円玉大)の化粧水をとり、両手に広げます。
両手でお顔を包み込むようにして、優しく化粧水を全体に置いてください。あごと首のあたりに手を置いて、人差し指と中指で耳をはさむようにすると、リンパ節や静脈が温められ、老廃物の排泄や代謝が促されます。
ひと呼吸おきながら、ゆったりとした気持ちでお手入れをしましょう。この時間が一日のお肌の疲れを癒し、回復へと導きます。お肌の内側から自らの水分が引き出され、【プライマリースキンポイント】が感じられるまで繰り返して化粧水を重ねづけします。
※お肌の代謝を高めるために、スペシャルケア【ディーブ式ローションパック】をおすすめします。
Step4 美容液、オイルでお肌の水分量をキープ
お肌の潤いは、細胞の水分量によって決まります。化粧水でたっぷりと水分補給したら、その水分をいかに保てるかが勝負。化粧水だけでは【プライマリースキンポイント】を引き出せない場合はコルカタライザー(美容液)をプラスしましょう。
オイル スピノワゼ(美容オイル)は、ここまでのお手入れでまだ保湿感が得られない場合にお使いください。細胞の水分量が保たれていれば、お肌は自らの力で油分を引き出してきます。
まずは水分でしっかりと保湿することが大切です。特に脂漏性皮膚炎のお肌は、水分が足りていないために皮脂が過剰に分泌されることがあるため、保湿をオイルに頼りすぎると、かえってお肌の持つ保湿力を鈍らせかねません。
●コルカタライザー(美容液)
1〜2プッシュのコルカタライザーを両手に広げます。
指先に力を入れたり、お肌をこすったりしないように注意しながら、手のひらで包み込むようにお顔全体に置いてください。
美容液は、お肌の潤いを維持させるためのもの。化粧水での水分補給を十分にしないままコルカタライザーを使用しても、実はさほど効果は期待できません。そもそも細胞に水分がなければ、美容液は力を発揮することができないのです。お肌の乾燥やトラブルを改善するには、まず化粧水での水分補給を徹底することが大事です。
●オイル スピノワゼ(美容オイル)
1プッシュのオイル スピノワゼを両手に広げ、お顔全体をそっと手のひらで押さえるようにして置いていきます。
指先は使わず、手のひらの油膜を顔に移すようにして、少しずつ場所を変えながらつけてください。お肌をこすらないために、横に伸ばして塗らないようにすることが重要です。
「油分が含まれている製品を使うと、脂漏性皮膚炎の症状が悪化するのでは」というご心配の声をお聞きすることがよくありますが、オイル スピノワゼは美容液のような粒子の細かいオイルなので、脂漏性皮膚炎の方でも油分が肌の負担にならず、たくさんの方にご愛用いただいております。
オイル自体でお肌を潤わせるのではなく、お肌の水分と油分のバランスを整えることを目的としています。
※油分が重く感じられる方は、たっぷりの化粧水の上を滑らせるようにして、さっと薄く伸ばしてお使いいただいてもけっこうです。
スペシャルケア ローションパック
お肌の排泄機能と代謝を高め、保湿力をアップ!
脂漏性皮膚炎のお肌には、マニエールドゥN(日没後用ローション)のローションパックが効果的です。
ローションパックは水分や保湿成分を補給するだけでなく、一定の時間、肌表面を乾かさずにローションを与え続けることによって肌の深部までローションがたっぷり行き渡ります。その水分が呼び水となり肌自らの水分循環が良くなるので、保湿力がグンと高まるのです。
肌本来の力を呼び起こすローションパックで、脂漏性皮膚炎を癒していきましょう。
●ローションパックの手順
1プッシュのオイル スピノワゼを両手に広げ、お顔全体をそっと手のひらで押さえるようにして置いていきます。
指先は使わず、手のひらの油膜を顔に移すようにして、少しずつ場所を変えながらつけてください。お肌をこすらないために、横に伸ばして塗らないようにすることが重要です。
- 洗顔後、マニエールドゥN(日没後用ローション)を数回重ねづけします。
- パックしたい部分に合わせて、セルセル(専用コットン)をハサミでカットします。
- カットしたセルセルを手の甲に置き、マニエールドゥNをたっぷりと含ませます。
- セルセルをお顔の上にのせ、10〜20分ほどそのまま置きます。セルセルが乾くと、肌の水分をセルセルが奪ってしまい逆効果に!セルセルが乾く前に適宜マニエールドゥNを継ぎ足してください。
- パックが終わったら、セルセルを水で十分に湿らせてからそっと剥がしてください。乾いたセルセルを無理やり剥がすと、お肌を傷める原因となります。
- パックのあと、コルカタライザー、オイル スピノワゼのお手入れにお進みください。
毎晩ローションパックを続けると肌の代謝能力がアップし、吹き出物や毛穴のつまりを排泄する力も高まります。継続することで肌が自らの力を回復し、自力で良い状態を維持できる肌に生まれ変わります。
そのためには、最低3日館は続けて行うことをおすすめします。
※夜だけでなく、日中も行うことができます。
※ローションパックの時間は、お肌の状態によって変わってきます。お肌の様子をみながら行ってください。
※時間がないときは、ローションパックの上にラップをのせるとスチーム効果が得られ、さらにローションの蒸発が抑えられて短時間で効率の良い速攻パックができます。ラップを使用する際は鼻と口は開けてのせてください。