【冬に悪化-脂性肌トラブル】
冷えと肌トラブルの関係
-冷え取りで改善!?
脂漏性皮膚炎には冷えとり!?
脂漏性皮膚炎でお悩みのH.I様から以下のようなお手紙を頂きました。
脂漏性皮膚炎の方に是非教えてあげてくださいとのことでしたので 掲載をさせて頂くことにいたしました。
以下原文
お世話になります。H.Iと申します。
一時はどうなるかと思った皮膚炎もようやくおさまってきました。私は平行して、今流行りの冷えとりもしていました。
(以下 抜粋) 悲観しなくて済んだのは、御社の製品を信じ、体験談も読ませていただいたからです。よくなる、という強い気持ちを持たせていただき、ありがとうございました。
完治したら、肌をいたわって、声を聞きながらつきあっていこうと思っています。
半身浴、冷えとりは、本当にいいと思います。同じような悩みがある方には、オススメしたいくらい。
ただ、即効性はなく、実感するまで2ヶ月近くかかりました。
時間がある人じゃないといけませんし。
とりとめなくなってしまい、すみません。
感謝の気持ちを伝えたくてメールしました。
今後ともよろしくお願いします。
冷えと肌トラブル
冷えに対する考え方は、身体が冷えやすい性質=冷え性、または病気ではないが、健康でもない状態とみなす(未病)=冷え症といった考え方があり、西洋医学と東洋医学では違いがあるようです。
冷えが身体に、そして肌にどのように影響を与えるのかを考えてみましょう。 とくに皮膚に影響すると思われるものを両方の見地からピックアップしてみました。
*東洋医学*
*東洋医学* 低体温・不眠・便秘、下痢・月経困難症・イライラするといった精神面での影響
→低体温以外は脂漏性皮膚炎だけでなく健康な肌の方でも肌トラブルを起こす原因でよくあげられることです。
冷えが直接的でなくても、肌に悪影響を与えるということが理解できます。
*西洋医学*
循環障害・細胞の不活性・代謝免疫機能の低下・酵素の不活性
→循環障害になると、血液が十分な酸素を肌に送り込めなくなりますのでターンオーバーがスムーズにいかなくなります。
●冷えで脂漏性皮膚炎が悪化するのはなぜ?●
脂質の代謝に関わって、慢性の皮膚疾患の原因となる活性酸素を中和するのは酵素の働きです。
その酵素は体幹部分38℃〜40℃ で活性するということから、低体温になると酵素が不活性になります。
そもそも脂漏性皮膚炎は脂質の代謝が悪いことが原因です。
さらに脂質の分解酵素の働きが鈍ってしまうことは、脂漏性皮膚炎の悪化しやすい状況をつくりだしているということです。
そのうえ酵素の働きの低下で活性酸素の中和ができなくなると、荒れた肌にさらに追い打ちをかけることになるので、悪化の一途をたどることになります。
脂漏性皮膚炎を“皮膚の病”という捉え方をすると“冷え”により免疫機能が衰えてしまうことでお肌本来の働きを取り戻しにくい状態になるということですね。
冬も夏も“冷え”は、脂漏性皮膚炎だけでなく肌トラブルを悪化させる要因の一つだということです。 H.I様のお肌の改善は冷えの改善でもあったといえましょう。
●冬の脂漏性皮膚炎と半身浴●
ゆっくりと湯船に浸かって身体の芯からじっくり温めることは脂漏性皮膚炎の改善にも有効!!だということが上記のことからわかってきました。
H.I様がおすすめの半身浴は身体に負担をかけずに身体を温める良い方法なのですが、冬場の半身浴には注意が必要です。
- お湯の温度は、冬場は40℃位 20分〜30分位を目安に。
- お風呂に浸かりながら蓋(ふた)をして、蒸気を逃さないようにする。
- お湯から出ている上半身と両うでが濡れないように配慮する。タオルをかけて体温を逃さない。
- 湯冷めをしないように、入浴後は身体を拭いたらすぐに衣類をつけ、髪をきちんと乾かすこと。
半身浴で注意すべき点は、【上半身を冷やさない工夫】、【湯冷めをしないようにすること】です。
この2点をおさえて行うようにしましょう。
また衣類や靴下は締め付けると血行を妨げて冷えをつくりますので、ゆったりとしたものをおすすめします。
●天然素材で肌を癒す●
脂漏性皮膚炎だけでなく肌トラブルがある場合、肌にストレスを与えないように肌が触れる素材には注意が必要です。
おすすめは、絹もしくは綿100%。
用途によって多少の違いがあるものの、両方とも天然の素材で肌にストレスを与えないという点で優れています。
▼△天然素材の特徴△▼
- 保水力があり静電気を防ぐ
- 保温力がある
- 生命エネルギーを損なわない
綿は、吸湿性に優れており、絹は保温・保湿に優れている(化学繊維の20倍の保水力)といった特徴がありますので、冬の脂漏性皮膚炎には適した素材。
特に冬場は保水力の高い絹がおすすめです。
入浴後・洗顔時に使用のタオルはもちろんのこと、下着、靴下、特に就寝時に顔に触れる枕カバー、掛布団カバーには絹や綿100%を使用するようにしましょう。
洗う時は石けんベースの洗剤で、できるかぎり繊維に洗剤が残らないように量は少な目。 (洗濯ボール等を使用すると洗剤が少量で済みます!)すすぎはしっかりしましょう。
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