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脂漏性皮膚炎 顔の赤み
〜部位別の症状と原因〜
お顔が赤く腫れ上がる、顔にできた赤いブツブツや炎症がなかなか引いてくれない・・・
その肌トラブルは「脂漏性皮膚炎」かもしれません。
目次
- 顔の赤み(赤ら顔)の症状
- 顔の赤み(赤ら顔)の原因
- 赤ら顔を防ぐために
顔の赤み(赤ら顔)の症状
顔が赤く腫れ上がる、赤いブツブツが出る、赤くなったところが痒い、冬場は火照って赤みが出るなど、お顔の目立つところに炎症が起こってしまうというお悩みをよく聞きます。
赤みが引いた後に色素沈着が残ってしまったなど、お顔は人の目につきやすい部位だけにお悩みは尽きません。
赤くなっているという現象は、イコール炎症が起こっていると考えてよいでしょう。なんらかの原因により炎症が引き起こされているわけですが、顔の赤み、赤ら顔の場合は、外部からの刺激に対して、肌が反応していることが多いです。
赤みとともにブツブツができる、痒みがある、お肌が乾燥しているなどの症状を伴うことも多く、これは免疫機能が低下しているサインでもあります。
ステロイド剤などを長期連用した際にも赤みが出ることがあります。
顔の赤み(赤ら顔)の原因
顔の赤みの原因となり得る外部からの刺激には、紫外線、乾燥、ステロイド剤の使用などに加え、肌をこする、強くマッサージするなどの行為も含まれます。
日常のさまざまなシーンで、お肌をこすっていることはありませんか?自分では「まさか、この程度はこすってるうちに入らないでしょ」と思っていても、お肌の方では「刺激」だと受け止め、それが炎症の原因となっているかもしれません。
顔をゴシゴシ洗う、ファンデーションを落とすためにマッサージするようにクレンジング剤を使う、肌にすりこむように、またはたたき込むように化粧品を使う、などはすべて肌にとっては過度な刺激となります。
他にも、洗顔後や入浴後、汗をかいた時などにタオルでゴシゴシと顔を拭く、就寝中に枕カバーやシーツで顔がこすれているなど、朝から晩まで、意外と顔をこするタイミングはたくさん転がっているものです。
顔の赤みが目立っていると、できるだけ隠したくなりますよね。ですが、ファンデーションを塗ったり、マスクを着けたりすることは物理的な刺激となって肌をこすってしまうため、顔の赤みに対しては逆効果です。
紫外線を浴びることも大きな刺激となるので、素肌をそのまま晒すことは避けたいですが、ファンデーションを塗るよりも、肌に刺激を与えない成分の日やけどめを使用し、日やけどめを塗る際にも肌をこすらないように気をつけましょう。
紫外線は、色素沈着の原因にもなります。
洗顔ソープだけでは落とせないファンデーションを使うと、クレンジング剤を使用せざるを得なくなり、肌をこする回数がまた増えてしまいます。クレンジング剤の成分も、さらに肌に刺激を与えることになるため、二重、三重に肌に負担がかかります。
いきなり熱いお湯や冷たい水で洗顔するのも、顔の赤みを引き起こす原因となります。
肌が乾燥していると肌のバリア機能が低下して、外部からの刺激を受けやすくなるので、保湿を心がけることも大切です。
赤ら顔を防ぐために
何かプラスアルファのことをするよりも、日常の中で自分が原因を作っていることに気づき、その原因を取り除くことがポイントです。
肌の赤みを伴う炎症が、脂漏性皮膚炎に発展してしまう前に、何よりもまず「肌をこする」習慣をやめることから始めてみましょう。
すでに脂漏性皮膚炎という診断が出ている方にとっても、肌をこすらず、刺激を与えないようにすることは、肌の赤みに対してとても有効です。
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