身体全体のひどいかゆみ、
アトピー性皮膚炎が再発なしの健康な肌へ
【克服体験談・女性31歳】

ー M（マースティーカンパニー）：小田様のお肌は、現在はどんな状態ですか？

ー M：このご様子だと、きっと痒いですよね。

ー M：岩盤浴を始めて、こういう風に手の甲がカサカサとアトピーのようになっているわけですね。
以前には、こういうことはありましたか？

ー M：なるほど。
お薬を使わずに改善させる方法をやってみた時に、手の甲にリバウンドが出たのですね。
今回も岩盤浴によって体を芯から温めて、奥の深い部分から汗をかき、老廃物を出していくということをやってみたら、手の甲が酷くなってしまった。

ー M：冬場で、手が冷えていたということはありませんか？

ー M：末端って冷えやすいんですよね。その上、冷えると肌のバリア機能が弱くなるんです。
皮膚のたんぱく質で働かないものが出てくるからなのですが、そこが弱くなると刺激に負けて、肌が赤くなったりします。
肌の角質はバリア機能を果たすためにあるものですから、アトピーの方はそれによって角質が厚くなり、皮膚が厚ぼったくなってしまうんですよ。

ー M：今カサカサが出ているのも、手首から先だけですものね。手首を温めてあげると随分違うかもしれません。
あとは鼻の下に少し赤みが見られますが、これは子宮に原因がある可能性があります。婦人科系についてはいかがですか？

ー M：眉間の赤みは、糖と脂肪の代謝が悪くなっていると出ることがあります。
甘いものや、油物を少し控えたほうがいいかもしれません。
全体的に綺麗になってきたのに、一部だけ改善しないという場合は、臓器が弱っているサインということがよくあるんですよ。

ー M：他にも上唇にホクロがありますね。この場合は腸が弱いために、環境の変化や人間関係でストレスを溜めやすいことがあります。

ー M：例えば、相手が何気なく言ったセリフに、こちらは敏感になって傷ついてしまうようなことがありますよね。
気心が知れている関係ならばそこに他意がないことがわかるけれど、慣れない環境で同じことを言われると、うまく流すことができず悶々（もんもん）としてしまう・・・そういう時に口の周りに出ることがあるんですよ。
小田様のお写真を拝見すると、アトピーがあることから皮膚と腸が弱いこと、上唇のホクロからは十二指腸、大腸の辺りに負担がかかりやすいことなどが傾向として見て取れます。良く噛んで食べ、油物を少なくしたり、お肉を食べるなら野菜も摂るなど、体の中を意識すると良くなると思いますよ。

ー M：2014年に腕のアトピーが随分酷かったようですが、これが現在はとても良くなっていますね。

▲浸出液がしみたシャツ

ー M：ステロイドをやめる時は、本当に大変な思いをされる方が多いですよね。
そのあとは、どんなスキンケアをなさっていましたか？

ー M：お顔にアトピーが出ると、隠そうとしてファンデーションを使う方が多いですが、そうはなさらなかったのですね。
その頃はアトピーの症状はどんな感じでしたか？

ー M：洋服で肌が覆われているところは、体温が一定に保たれます。そこにはアトピーは出ていないということですね。
逆に症状が出ている首や腕は外に晒（さら）されていて、皮膚も薄い。つまり冷えやすいんです。
皮膚トラブルがあると、巻き物などで首を覆うのを嫌う傾向もあるので、余計に冷えやすくなります。ネックウォーマーを巻いて寝たり、手首、足首を暖めるようになさることをお勧めします。
オーガニックコットン、またはシルク100％の素材が良いですね。
夏場は汗をかいた時にアトピーが出るのなら、食べ物が影響しています。皮膚は排泄器官なので、体の中で処理しきれなかったものを皮膚から出そうとします。汗の成分で痒くなるとすれば、糖分や脂肪分が多いのでしょう。
お酒は召し上がりますか？

ー M：白米にもち麦などの雑穀を混ぜると、糖分の急な吸収を抑えることができるので、膵臓に負担がかかりにくく、代謝がスムーズになります。
食べる順番も重要ですね。たんぱく質を一番最初に食べ、次に野菜、最後にご飯の順番がベストだと言われています。
油物はどうですか？

ー M：ご自分の肌の力で、ここまでお肌の状態が良くなってきている。
なのに悪化するという時は、間違いなく食べ物の影響だと思われます。 小田様は上唇にホクロがあることから、もともと腸が弱いのですね。
そこが弱いと、食べ物で最後まで分解しきれないものが出てくる。栄養分は血流に乗って全身の細胞に運ばれますが、まだ最後の最後まで分解されていない状態で毛細血管まで運ばれると、その成分が肌に当たりとして出てしまうことがあります。 特にアトピーの方は、たんぱく質の摂り方に注意が必要です。
よく噛んで食べること。お肉は消化されにくく、腸に行くまでに３時間くらいかかる上に、きちんと分解されていないことがあります。なので、皮膚に当たることが多いんです。
同じたんぱく質でも、発酵食品の納豆は、納豆菌によって発酵される過程でたんぱく質がほぼアミノ酸やペプチド（アミノ酸が数個つながった状態）にまで分解されているため、腸にスムーズに分解されて、たんぱく質が皮膚まで届きます。
ストレスが溜まると、無意識のうちに食べ過ぎたりして食生活が乱れ、そうなると皮膚も連動して悪化して・・ということがあるのではと思います。

ー M：スピノワはいつ、どのようにして知ったのですか？

ー M：それは、スピノワを使い始めてどれくらいの時期でしたか？

ー M：良くなったと実感できるまでの半年、1年という時間は、ご本人にとってはとても長く感じられる時間ですよね。
「本当に大丈夫？」と不安が大きくなるはずなのに、小田様がそこを乗り越えられた理由は何だったのでしょう。

ー M：今おっしゃったことは、本当に良くなる方達の共通点ですね。
お肌にはリズムがありますから、そこを自分たちの想いだけで勝手に越えることはできないんです。秩序、順番があります。
それは結果が出るまで目に見えません。その時に忍耐が必要なんですよね。ここを乗り越えていけるのは、我慢強く、誠実に、きちんとアドバイスに従ってスキンケアをなさった方です。「これしかない」と肚を決めた方には、この強さがあるんです。
お肌が変わったことで、何かご自身に変化はありましたか？

ー M：それは素晴らしい！

ー M：小田様の場合、アトピーが悪化した要因は何だったと思われますか？

ー M：そうですか、汗と紫外線。汗が出たら、まず濡れタオルで優しく押さえてあげるといいですよ。
汗を大量にかくと、肌がアルカリ性になるんです。普通の肌は弱酸性で、菌や汚れなどの刺激から肌を守っています。
アルカリ性になると透過性が良くなってしまい、肌は刺激を直接受け取りやすい状態になります。
アルカリ性を緩和するために、濡れタオルやガーゼで汗を拭ったら、マニエールドゥDのローションスプレーを吹きかけてあげると良いですね。 逆に、アトピー好転のきっかけはどうでしょうか。

ー M：小田様にとって、過ごしやすい時期があるということですね。
でしたら、春と秋にしっかりと肌の体力をつけておくことがカギとなります。そうしておけば、次のシーズンに向けて体の防御態勢ができますから。
小田様がここまでアトピーを改善なさったのは、ご自身の肌の力なんです。ここまでの回復力を、小田様はすでにお持ちだということを忘れないでください。
春と秋の、お肌が安定している時期に、お肌にリズムを覚えさせて、しっかりと力を蓄えておけば、次に多少状態が悪くなってもすぐに元どおりに回復できるようになります。 肌に意識を向けて、丁寧にお手入れをする。これを、なんでもない時にしてやることが大事なんです。見えていない時にやっていることが、実際に肌のトラブルが出る時に力を発揮してくれるんですよ。

ー M：今後、小田様が理想とするのはどんなお肌ですか？

ー M：すでにとても肌が白くていらっしゃいますが、今よりもっと良くなれるということですね。今回の小田様の体験談を聞いて、救われる方がたくさんいらっしゃると思います。その方達に何かメッセージをいただけませんか？

ー M：小田様、今回は貴重な体験をお聞かせいただき、本当にありがとうございました。より美しい肌を目指される小田様を、これからもスタッフ一同応援しております。